より正確な診断・治療が行えるよう歯科用CTを導入しました。
インプラント治療においては、通常の歯の治療で撮影するパノラマレントゲン写真だけでは顎の骨の断面は全くわかりません。
インプラントの手術を安全に行うためには、骨の断面を見て神経の位置や骨の量を確認することが必要です。
レントゲンが必要なければそれに越したことはありませんが、冠の下の状態や、骨の状態、虫歯の大きさなどレントゲンを撮影しないと診断できないことが多くあります。
当院では出来る限り被爆量が少なくなるようデジタルレントゲンを導入いたしました。通常のレントゲンに比べパノラマ撮影で約1/4 、CT(3D)撮影で約1/2の被爆量ですむレントゲンです。
今回は、「噛むことの大切さ」についてお話しします。
よく噛んで食べることには、様々なメリットがあります。
具体的には、
●唾液の分泌
●肥満防止
●顎を強く
●脳の働きを活発に
というような効果があります。
●唾液の分泌
噛むことで唾液がよく出ます。
唾液には様々な働きがあります。
・消化を助ける
唾液に含まれる消化酵素の働きによって、消化を助けます。
・洗浄作用
食べ物のカスや、細菌、歯に付着したプラークを洗い流し、お口の中を清潔に保ちます。
・抗菌作用
口の中には多くの細菌がいますが、唾液内の成分が細菌の増殖を防ぎます。
むし歯や歯周病の予防につながります。
・むし歯を防ぐ
口腔内を中和して、脱灰(溶けること)を止める働きと、再石灰化する働きで、むし歯を防ぎます。
●肥満防止
よく噛んでゆっくり食べると満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぎます。
また、代謝が活発になるため、肥満防止につながります。
●顎を強く
口の周りの筋肉をよく使うことで、あごの発達を助け、
表情が豊かになったり、言葉の発音がきれいになったりします。
●脳の働きを活発に
噛むことで脳への血流が増加し、脳の働きを活発にするため、脳の若さを保ち老化を防止します。
子供の脳の発達を助け、大人の物忘れを予防することができます。